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経常収益は1・4%減の1416億9800万円  西日本フィナンシャルホールディングス


㈱西日本フィナンシャルホールディングス(福岡市博多区博多駅前、谷川浩道社長)の20年3月期連結決算は、売上高に当たる経常収益は前期比1・4%減の1416億9800万円、経常利益は同16・6%減の287億1600万円で減収減益だった。
資金運用収益の減少などが響き微減収となり、経費はほぼ前期から横ばいだったものの、貸金利益の減少などで経常利益も減益。当期純利益は前期比11・7%減の202億2200万円となった。西日本シティ銀行、長崎銀行で構成される銀行業の経常収益は、同2・0%減の1301億9400万円、セグメント利益は同21・5%減の234億200万円。その他の経常収益は、同1・7%増の241億9600万円、セグメント利益は同4・8%増の106億3500万円だった。単体のコア業務粗利益は、同5・1%減の941億円。貸出金利息は同1・8%減の784億円。
今期の業績予想では経常収益の公表はなく、経常利益が前期比9・5%減の260億円、当期純利益は同13・5%減の175億円を見込んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大を視野に入れた減益予想ではあるが、「同感染症が取引先企業に与える影響など、さまざまな要因により大きく変動する可能性がある」としている。

2020年6月9日発行