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地域企業の成長支援プラットフォームを導入  西日本シティ銀行


ビジネスマッチングや福利厚生などを提供

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は6月下旬、グループ会社の㈱NCBリサーチ&コンサルティング(以下NCB R&C)との共同サービスとして、フィンテック企業の㈱ココペリ(東京都千代田区、近藤繁CEO)が開発した地域企業の成長支援プラットフォーム「Big Advance」を導入する。
ココペリはメガバンク出身者らが2007年5月に設立した企業で、同プラットフォームには500社を超える大手企業や全国30以上の金融機関、1万4000社以上の中小企業(5月27日時点)が参加し、金融機関の枠を超えてその取引企業にビジネスマッチングや福利厚生などのサービスの相互提供を実現している。同行では同プラットフォーム活用で、より一層地域企業の成長を支援するとともに、顧客企業とのコミュニケーション増加による若手行員の成長を期待し導入した。同サービスをグループ会社との共同サービスとして導入するのは国内金融機関として初めて。同プラットフォームの会員となった企業は同時にNCB R&Cの会員とみなし、経営情報誌の無料送付やビジネスセミナー研修、企業信用調査レポートの割引、貸会議室の割引利用などざまざまなサービスを提供し、取引企業の課題解決をワンストップで支援していく。
同プラットフォームを活用して提供する主なサービスは、ビジネスマッチングやオープンイノベーション、情報・メディア機能、ホームページ作成機能、従業員向け福利厚生など。ビジネスマッチングにおいては大手企業や全国の会員企業をつなぎ、ニーズに応じた広域でのマッチングの実現を図る。オープンイノベーションにおいては、大企業等と連携し、新たな技術やサービス、新事業の創出を目指すことが可能。加えて、地域に応じた補助金・助成金の情報を提供するほか、自社のホームページを簡単に作成でき、会員企業の従業員向けに地元や全国で利用できるクーポンなどの提供、専門家に法律や経営課題の相談もできるという。
利用資格は同行に口座を持つ法人・個人事業主(口座がない場合は、新規口座開設が必要)で、基本料金は月額3000円(税別)。すでにNCB R&C会員に加入している場合は月額500円(税別)。

2020年6月16日発行