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売上高は6・0%増の291億600万円  力の源ホールディングス


第4四半期の臨時休業で売上減少

ラーメン店「博多一風堂」経営、飲食関連コンサルティングなどの㈱力の源ホールディングス(福岡市中央区大名1丁目、河原成美社長)の2020年3月期連結決算は、売上高が前年同期比6・0%増の291億600万円、経常利益が同32・4%減の6億2300万円の増収減益となった。
新型コロナウイルス感染症対策における臨時休業で、第4四半期の売り上げが当初予想から大きく下回ったほか、人件費や物流費の上昇を要因とする販管費の増加が影響した。国内店舗は主力のラーメン店「一風堂」ブランド3店と「RAMEN EXPRESS」ブランド6店、その他ブランドで4店をオープンしたが、4店を閉店・4店を譲渡したため、店舗数は5店増の148店となった。海外店舗は「IPPUDO」ブランドを中心に中国6店、台湾2店、タイ2店、アメリカ3店、インドネシア1店、イギリス1店、マレーシア1店、ミャンマー1店、ベトナム1店、オーストラリア1店、ニュージーランド1店、フィリピン1店の合計23店を新規展開。一方で8店を閉店したことから海外店舗数は前期比15店増の130店舗となった。国内商品販売事業においては「おうちでIPPUDOシリーズ」の商品拡販と生産性向上に取り組み、中食需要による売り上げ増加も要因として、セグメント利益は前期比約2倍の1億200万円を記録した。その他の事業では博多うどんの老舗「因幡うどん」ブランドで2店を出店している。
今期業績予想は未確定要素が多いため、予測可能となり次第公表する。

2020年6月16日発行