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経常利益は19・1%増の89億6400万円  ナフコ


PB商品の強化や物流コストの削減などで

ホームセンターと家具のコンビネーションストアを中心に展開する㈱ナフコ(北九州市小倉北区魚町2丁目、石田卓巳社長)の2020年3月期非連結決算は、売上高が前期比2・5%減の2177億5300万円、経常利益は同19・1%増の89億6400万円で減収増益だった。
売上面は夏期の西日本を中心とした低温、長雨や全国的な記録的暖冬の影響、同業他社との競争激化などで減収。利益面はPB商品の売り上げが拡大したことに加え、物流コストなどの削減で増益となった。部門別で見ると、主力の「資材・DIY・園芸用品」が売上高同0・3%増の932億2300万円、売上総利益は同2・0%の325億200万円、「生活用品」の売上高は同5・3%減の597億5800万円、売上総利益は同0・7%減の162億6700万円、「家具・ホームファッション用品」の売上高は同3・7%減の445億2800万円、同3・2%減の171億800万円。期中は1店舗を新規出店したほか、既存店の活性化を図り7店舗を増床、1店舗を改装し9店舗を閉店した。
今期も新規出店や既存店の増床・改装を進めるとともに、PB商品の開発販売強化やラインナップの拡充などネット通販も強化していく方針。売上高は同0・1%増の2180億円、経常利益は同0・4%増の90億円、営業利益は同1・0%増の84億円、当期純利益は同1・2%増の50億円で増収増益を見込む。

2020年6月16日発行