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プラスチック段ボール製の防護シールドを発売  スターボール


コロナのPCR検査用に

動画配信・デジタルコンテンツ販売などの㈱スターボール(北九州市小倉北区米町1丁目、渡邊充紀社長)は6月1日、新型コロナウイルスのPCR検査用のプラスチック段ボール製防護シールドを発売した。
PCR検査時に防護服と併用して使用することで、暴露(患者の咳などで飛沫が飛び医師の顔などにかかること)による二次感染のリスクを下げることができる。渡邊社長の知人である聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県)の土田知也医師との共同開発で、4月1日から撥水加工段ボール製のものを販売していたが、ユーザーからのニーズを受け、より強度があり長く使用できるプラスチック段ボール製のものを開発した。通常は防護服一式を患者ごとに着替えなくてはならないが、同シールドを導入することで着替えの必要がなく、時間、コストを抑えることが可能。また、軽量で持ち運びがしやすいといった特長もある。撥水加工段ボール製は、先行して利用した医療機関や医師からの紹介のみですでに全国の医療機関、行政機関へ460台以上を出荷しており、新商品も今回の発売に向けて量産体制を整えた。サイズは縦1・5m、横60㎝、幅23㎝(上部)、70㎝(最下部)。撥水加工段ボール製が3万円(税、送料別)で、プラスチック段ボール製が5万円(同)。スターボール公式サイトで販売している。
同社は2020年1月設立。資本金1000万円。動画配信やデジタルコンテンツ販売、グッズ販売、コンサル事業、プロデュース事業など。

2020年6月2日発行