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売上高は1・2%減の2292億9000万円  小野建3月期連結決算


鉄鋼商品市況軟調の影響で減収減益

東証1部上場で鋼材輸入・販売の小野建㈱(北九州市小倉北区西港町、小野建社長)の2020年3月期連結決算は、売上高が前期比1・2%減の2292億9000万円、経常利益が同2・3%減の65億2700万円で減収減益だった。
売上高は鉄鋼商品販売事業において、年度後半から鉄鋼商品市況が軟調に推移した影響により販売数量の減少につながったため、前年を下回った。また収益率の低下に伴い、営業利益、経常利益ともに前年を下回った。当期純利益は5・3%減の44億1600万円だった。
エリア別で見ると、九州・中国エリアは鉄鋼商品の販売数量の増加や工事請負事業で売上高が6・8%増の1370億7500万円となったが、利益率の低下に伴い、セグメント利益は0・3%減の43億9200万円となった。関西・中京エリアは鉄鋼商品の販売数量や工事請負事業の減少で売上高が12・0%減の512億8900万円。売上高減少に伴いセグメント利益は19・6%減の10億7700万円となった。関東・東北エリアも関西・中京エリアと同様、鉄鋼商品の販売数量や工事請負事業の減少により売上高(10・2%減の409億2400万円)、セグメント利益(10・0%減の8億1800万円)ともに減少だった。

2020年6月2日発行