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家具インテリアECサイトの3月受注額が過去最高  ベガコーポレーション


前期93・3%増の7億円

インテリア家具を中心としたEコマース事業を展開する㈱ベガコーポレーション(福岡市博多区祇園町、浮城智和社長)の3月旗艦店受注金額が前年同期比93・3%増の7億円となり過去最高を更新した。
家具インテリアECサイト「LOWYA(ロウヤ)」の旗艦店は2006年に開設。現在、同社の売上構成は家具Eコマース事業と越境プラットフォーム事業「DOKODEMO(ドコデモ)」の2本柱となるが、Eコマース事業において3月は、もともと需要が高まる時期に加え、認知度向上への仕掛けによる旗艦店のアクセス数が伸び、受注金額比率は全体の40%を突破した。また、ロウヤでは昨今の状況を踏まえ、4月は「おうち時間サポート月間」を打ち出し、会員向けに期間、数量限定で、自宅で快適に過ごすアイテムを特別価格で販売している。
全体の利益面においても、販売価格や商品構成の見直し、在庫の適正配置により配送費の上昇を抑制できたことから、20年3月期業績予想を修正。売上高は期首予想の137億円から135億円に。経常損失1億5千万円から経常利益1億4千万円の黒字化を見込んでいる。同社では「サイトの最適化、改善を強化。自社のECサイトで直接顧客へ販売するD2Cビジネスへと本格的に取り組み、より一層のサービス向上に努める」と話している。
同社は2004年設立し楽天市場とYahoo!ショッピングにロウヤをオープン。06年旗艦店を出店。資本金8億8240万円(19年9月末)、従業員数234人。

2020年5月12日発行