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広告、入場料収入低迷で減収赤字化 アビスパ福岡
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ラグビーW杯による代替地の集客苦戦
サッカーJリーグクラブ・アビスパ福岡㈱(福岡市東区香椎浜ふ頭、1丁目、川森敬史社長)の20年1月期決算が4月23日に発表され、売上高は前期比14%減の15億7千万円の減収、経常損失益は前期3400万円の黒字から1億600万円の赤字に転じた。
広告収入が対前期比30%減の7億円と低迷。昨年のスポンサー社数は前期の918社から781社と137社減少した。また、ホームスタジアムである博多の森球技場(ベスト電器スタジアム)が昨年のラグビーワールドカップの開催で、代替地での試合が多かったこともあり、平均入場者数は前期の8873人から6983人にとどまったことで、入場料収入は同21%減の1億3千万円となった。
クラブは「新型コロナウイルス感染拡大の影響で公式戦が延期となっているが、2020年シーズンの目標であるJ1自動昇格と、今後J1で戦う体制づくりのためには、クラブ経営の安定とチーム強化が喫緊の課題。広告収入および入場料収入のさらなる増加は不可欠と考えている。SNSを活用したプロモーションとチケッティング両面の強化を図るため、プロモーション全般を統括する専門のアドバイザリーボードを設置するなど、リーグ戦再開後スタジアムへの来場者数増加をはじめとした各種施策に取り組んでいく」とコメントしている。
2020年5月12日発行