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持続可能な木造住宅の開発、普及目指す  健康住宅


SDGsの取り組みに注力

戸建て住宅メーカーの㈱健康住宅(福岡市城南区別府5丁目、畑中直社長)は現在、国連が定める持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」の取り組みに注力しており、その一環で建設する「木造構造技術者研修センター」の完成を4月末に控えている。
17個ある開発目標のうち、「産業と技術革新の基盤をつくろう」に関連して、同社では従来から自社で建築大工を育成するなど、技術継承に貢献してきた。加えて、同市西区千里の同社住宅展示場「伊都住宅公園」内に建設中の「木造構造技術者研修センター」では、ヨーロッパの特殊な木造建築工法の活用方法を普及する目的で建設しており、完成後は同工法の技術を学べる研修センターとして展開しつつ、建築大工への技術継承の場としても活用していく。同社では「新たな木造建築の可能性に引き続き挑戦していきたい」と話している。
同社は1984年9月、まるはグループの増改築、戸建て建築の専門子会社「センチュリー21㈱」として設立。95年3月「朝日建設㈱」に改称し、98年8月に現在の「健康住宅㈱」へ社名変更した。社名変更と同時にまるはグループから分離独立し、現在に至る。資本金2000万円。従業員数約100人。

2020年4月21発行