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屋内向け簡易喫煙ブースの受注開始  日創プロニティ


100万円から

金属製品加工を手掛ける日創プロニティ㈱(福岡市南区向野2丁目、石田徹社長)は4月1日、屋内向けの簡易喫煙ブースの受注をスタートした。
名称は「Smoking Booth(スモーキングブース)」。改正健康増進法が施行され、オフィスや飲食店などの屋内施設において専用室以外での喫煙が原則禁止になったことを背景に、需要を取り込む考え。工場内での事務作業や品質検査向けに、既にナットが組みこまれた軽量鋼板パネルを、ボルトで固定し顧客が簡単に組み立て可能な簡易事務所「ユニブース」を転用したもの。価格は工事費込みで100万円~(1人~2人用、幅1800㎜、奥行き900㎜、高さ2400㎜)で、10人用まで対応できる。施工から納品まで一貫して請け負う。木目調のデザインとなっており、濃淡の異なるブラウンの3色から選択でき、単色の鋼板製も製作可能。オプションで集塵、脱臭機やナノイー発生機などが取り付けできる。まずは月間販売台数10台を目指す。経営企画室の福田宗太郎氏は「ドアはスライド式になっており、狭いスペースにも設置可能。授乳室やカプセルオフィスなど個室をつくる分野のビジネスにも応用していきたい」と話している。
同社は1983年9月設立。資本金11億7696万円。売上高134億7300万円(2019年8月期)。従業員271人。

2020年4月21発行