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総工費約4億円かけ流通センターの増床棟 福岡食肉市場


子会社に賃貸

 肉牛・肉豚の集荷販売の福岡食肉市場㈱(福岡市東区東浜2丁目、吉田満社長)は6月、総事業費約4億円をかけ本社敷地内にある福岡食肉流通センターの増築棟を着工する。完成は来年春を予定している。
同センターは子会社で食肉加工業の福岡食肉販売㈱に貸し出しており、その加工品の販売も増え手狭となっていることから増築するもの。現在の駐車場敷地部分に建築し買参者用のテナント棟として利用する。増設部分は鉄骨造り2階建てで延べ床面積は456㎡。1階は牛や豚の加工品を保管する冷蔵庫や応接室、2階は事務所を設ける。加工した肉を外気に触れずに送り込むリフトを設置するほか、出庫スペースにはトラック2台を付けられるようにする。流通センター全体の敷地面積は4万7000㎡。建築面積は約1万7000㎡、延べ床面積は2万2725㎡。吉田社長は「販売数の増加に伴い営業マンも増えている」と話している。
同社は1959年7月設立。資本金は8000万円。従業員は55人。2019年3月期の売上高は228億8400万円。吉田社長は大分県日田市出身。1950年10月3日生まれの69歳。岩手大学農学部畜産科卒。趣味はゴルフ、カラオケ。

2020年4月7日発行