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太宰府市内の小・中学校対象に文通 筑紫女学園大学


臨時休校など心のケアに

筑紫女学園大学(太宰府市、中川正法学長)は3月18日から太宰府市内の小・中学校を対象に、手紙交換を実施する「スマイルレター」の取り組みを始めた。
昨年5月から同市教育委員会と連携して、キャンパス・スマイル事業を実施。不登校児童生徒に対して大学内の空き教室を利用して、大学の認定を受けたボランティア学生「スマイル・サポーター」が児童に付き添いゲームや運動、学習支援事業を実施している。昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため学校の臨時休校によって、子どもたちのフラストレーション、不安が大きくなっていることから、臨時休校、春休み期間中、子どもたちの不安を吐き出させる心のケア、交流を図る。同活動内容は教育委員会から小・中学校に案内。学校側が各家庭にメールで配信し、受けた各家庭の児童生徒が自主参加で指定先に手紙を投函する。受け取った同大学のスマイル・サポーターが返事を送るという流れ。同大学では「カウンセラーや社会福祉士を目指す学生ボランティアスタッフが子どもたちに寄り添い、エネルギー回復の一助となれば」と話している。

2020年3月31日発行