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ロボットハンドの自社製作を本格化 FAサポート


昨年完成のロボット工場内にSI事業部を移転

制御盤や動力盤の製作、ロボットSI事業の㈱FAサポート(北九州市小倉北区下富野5丁目、藤本昭仁社長)は3月3日、本社事務所内のSI事業部を隣接するロボット工場に移転し、ロボットハンドの自社制作を本格化する。 同社は設立時から自動化の制御に携わってきた強みを生かし、中小企業の生産、製造、監視、管理の制御機器設計や製作、検査・計測機械の設計や製作のほか、ロボットによる自動化や省力化、情報化を支援してきた。受注案件増を目的に昨年6月に開設した新組立工場兼R&Dセンターに10月から、ロボットハンドを製作する3Dプリンターを導入し、より一層作業効率の向上を図るため。フロア面積は約30㎡で、常駐する社員は約5人。
藤本社長は「3Dプリンターを用い、ロボットハンドを内製化することで受注から完成までのスピードが速くなり、試作などもスムーズとなった」と話している。  同社は2006年12月設立、資本金は600万円。2019年11月期見込みは3億5000万円。従業員14人。産業用ロボットを使った工場内の自動化を提案している。

2020年3月24日発行