NEWS

スプレータイプのウイルス対策用除菌剤を開発 ファーム


福岡をメインに業務用4月発売

飲料水など食品卸売、小売のファーム㈱(佐賀県三養基郡上峰町堤、福島孝社長)はスプレータイプのウイルス対策用除菌剤を開発、4月をめどに業務用を発売する。  2018年12月に発売したアメリカの消臭剤を厚生労働省が認める日本の基準値に薄め、安定化二酸化塩素を主成分とする消臭抗菌スプレー「AMARE(アマーレ)」を改良し殺菌・除菌機能を強化したもの。新型コロナウイルスコビット19やノロウイルス、O157、インフルエンザなどのウイルス対策用であり、消臭剤としての効果も備えた。商品名は「ウイルスキラー300」。人体に悪影響を及ぼす次亜塩素酸や二酸化塩素が主体ではなく、人間に対して無害で安心・安全な成分を重要視したという。内容量は5リットル(1万5300円)と10リットル(2万7800円)の2種類。  販売チャネルは既存顧客である福岡県内の高速道路サービスエリア運営会社や、公共交通事業者、外食会社などの販売からスタートし、今後は北九州のめかりパーキングエリア、九州自動車道古賀SA上り、北熊本SA上り、長崎自動車道川登SA上り、福岡空港の国際線などでの販売を検討している。また、300ml単位で一般向けに発売する予定で現在、大分県日田市や中津市のコンビニエンスストアで、テスト販売をしている。  福島社長は「メーカーから、コロナウイルス問題が発生し、商品のほうが先行されたので、当社でもチラシやラベルの印刷依頼を行っているのが実情」と話している。  同社は2017年9月設立。資本金は10万円。飲料水のほかにも車載用非常食セットなどを販売している。決算期は3月。

2020年3月3日発行