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AIを活用した業務改善の実証実験開始 ベルズシステム


I・TECソリューションズと共同で

AIが人の質問に答える自動回答システムの開発、導入を手掛けるベルズシステム㈱(福岡市博多区博多駅南4丁目、小野寺隆社長)は3月1日から、システム開発の㈱I・TECソリューションズ(北海道苫小牧市、住岡弘社長)と共同で、AIを活用した業務改善の実証実験を開始した。  両社と苫小牧市は1月末に働き方改革の推進に関する連携協定を締結。ベルズシステムが開発した質問回答人工知能「ロアンナ」を苫小牧市役所に導入し、庁内各課の職員間の業務に関する質問を代わりにAIが回答することで、業務改善を図る。質問データを蓄積・分析し、精度を向上させる。I・TECソリューションズの高度なセキュリティを持つ総合行政ネットワーク(LGWAN)を通じ、市役所職員の全端末からロアンナによる回答ができる体制を整える。まずは職員向けに効果を検証し、市民向けにもサービスを広めていく考え。小野寺社長は「I・TECソリューションズと連携し、今後全国の自治体向けにサービスを広めていきたい」と話している。  同社は2001年4月設立。資本金1000万円。売上高約4000万円(20年1月期)。従業員10人。  小野寺社長は1973年7月10日生まれの46歳。趣味はドライブ、食べ歩き。

2020年3月3日発行