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売上高112億4500万円で過去最高値 協立エアテック


住宅設備部門が好調

空調設備機器製造の協立エアテック㈱(粕屋郡篠栗町大字和田、久野幸男社長)の2019年12月期連結決算は、売上高が前年同期比9・5%増の112億4500万円、経常利益は同7・4%増の9億8500万円の増収増益となった。  部門別にみると、ビル設備部門では2020年の東京五輪を控えて、首都圏における都市再開発やリニューアル案件が拡大傾向にある環境の中、主力のダンパー・吹出口、変風量ユニットⅤAVを含むシステム機器などの販売に重点を置いた。住宅設備部門は、消費増税などの影響で一時的に新規住宅着工件数が減少する中で、既存顧客を中心とした受注確保や受注単価の増額に取り組んだことで、部門売上高が4億87000万円増加。主な製品別ではビル設備部門のダンパーが同5・9%増の36億1700万円、吹出口が同1・6%増の25億400万円、空調ユニットファスが同21・6%減の8500万円、住宅設備部門の全館空調システム・24時間換気システムなどが同16・8%増の33億9200万円となった。  今期の売上高は同14・5%減の96億1000万円、経常利益は同48・2%減の5億1000万円の減収減益を見込んでいる。

2020年3月3日発行