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社会に必要とされる企業へ次世代を見据えた事業を展開
三友通商㈱を中核に15都府県で拠点をもつ三友通商グループは冷凍冷蔵食品に特化した事業を展開。昨年には㈱福岡ミトモを「㈱三友ロジスティクス」に社名変更。全国の運輸事業部門を一括管理することによる品質向上、次世代物流構築、グローバル化への対応体制構築に努めている。近年では食品配送以外でも事業を展開する。
効率的で環境にやさしい配送
15都府県で拠点を持つ三友通商グループは地域密着の配送から全国各拠点を結ぶ幹線ネットワークまで幅広く展開し、顧客ニーズに応じたローコストで効率的な物流サービスを日々提供している。冷凍冷蔵配送の分野では圧倒的な知名度を誇るが、近年では保育事業やコンビニ事業に参入するなど、今後の時代に即した企業であり続けられるためにさまざまな分野へ挑戦している。2017年4月に設立したグループ子会社の㈱MS LIFE POINTもその一環だ。ここでは軽運送に特化し、天神・博多地区の物流効率化を目指している。渋滞がひどく、狭い道は大型車両(4t・2t)での配送は難しいが、同社では福岡市中央区と博多区に設けた中継地点に荷物を持ち運び、そこから軽自動車で配送するシステムを構築。中継地点で荷物を一時保管し、そこから方角・エリアが同じ荷物をまとめて配送できるため物流費を削減できる。また、納品先までの距離が短くなることで細かな配送が可能となり、 顧客の希望に沿う納品時間に対応できるのも特徴。軽自動車で配送することは「効率よく」「燃費がよく」「環境に優しい」ことにもつながっている。
18年12月には新宿サテライト(東京都新宿区新宿1丁目)を開設し、ここでは同社初の「電動自転車」配送を手掛けている。飲食店が集中する新宿エリアを中心に軽トラック1台と電動自転車5台で冷凍・冷蔵食品などを配送。自転車は同社が独自改良した電動の三輪タイプで、荷台にボックスを取り付けている。配送現場でのきめ細やかなニーズやデマンドの把握にも努めながらサービスを向上させ、今後は都心部を中心に人口や店、交通量が集中するエリアで展開していく方針だ。
安全意識のさらなる向上へ
保有台数600を超えるトラックが日々の安全・安心・確実の物流インフラを支えている。同社では「安全管理マネジメント」と称し、品質管理、安全輸送、環境に対する取組みを推進。安全輸送ついては、定期的に「社内安全会議」や年に1度「社内ドライバーコンテスト」を開催している。同コンテストは社内から選抜されたドライバーが学科(運転規則)競技に加え、ランプ不備やエンジンオイルの適量確認など技術を競い合う。過去4回開催し、競技レベルは年々上がっているという。また、昨年にはグループの三友ロジスティクス箱崎営業所が10年に渡りGマーク(公益社団法人全日本トラック協会が交通安全対策などの取り組みを評価する制度)の認定を受けていることが評価され、福岡運輸支局から表彰された。今後も社員全員で安全への意識を高めていく。
社会にどう必要とされるか
寺﨑秀嗣代表は「新型コロナウイルス」の蔓延で世界経済が混乱に陥っていることに関連して「我々の事業が何に役立つのか再度見直す期間に入った」と語る。今後について「IT関連が進んでいるからこそテレワークができるように、今後必ず必要になるものとそうでないものを見極めつつ、どのように会社を発展させていくべきなのか、どのように必要とされていくべきなのかを考えていきたい」と先を見据える。
寺﨑 秀嗣 代表 |
寺﨑 秀嗣 代表