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地域材を使った安心・安全な木の家を提案

一昨年から林業を再開災害に強い山創りへ

木材製品、住宅資材を販売する㈱アサモクは昨年10月、朝倉市上秋月に事務所を移転し林業から住宅まで幅広い業務へ対応できる体制を整えた。
同社は、1950年に丸太を製材所に販売する原木市場として創業した。材木屋へ製材された木材製品を販売する製品市場など時代に合わせて業態を変え、現在は住宅資材全般を取り扱っている。2017年夏の北部豪雨水害で社有林の一部が被災したことをきっかけに業務を見直し、山創りを目的とした林業を再開した。「手入れをすることで、災害に強い立派な山になる」と林業の重要性を説く。
また、地元工務店と協力して、地域材を使用した家創りを進めている。多田社長自身も木材アドバイザー、環境アレルギーアドバイザーの資格を取得し、アレルギーの出にくい健康的な家創りに取り組む。「新築の家はシックハウス症候群やアトピーなどのアレルギーが出やすいと言われている。国産材、特に地元で採れた地域材を使用し、子どもから大人まで安心して住める木の家を提供したい」と、こだわりを語る。

本社スタッフ。中央が多田啓社長

グループ会社の多田林産㈱では、不動産管理業を展開。木の文化に関心を持ち豊かな心を育む「木育」の場として、博多区綱場町で木の感触と香りが楽しめる「森林のコミュニティルーム」を運用している。
「森林の大切さや木の魅力を発信するアンテナショップとしてご利用頂いている。日本の国土の７割近くは山。林業や木材に興味を持ってくれる人が増えると嬉しい」と期待を込めた。

本社スタッフ。中央が多田啓社長

大きな窓から差し込む自然光と木のぬくもりが特徴の貸し会議室「陽の森」

採用情報
募集職種／林業（現場作業）
応募資格／2021年3月卒業見込
採用実績／2018年度3月末1人
採用予定／1人（中途採用あり、随時採用）
インターンシップ／随時開催・学生は8～9月
年間休日／98日
問合せ先／TEL. 0946-28-7802
担　　当／高橋

（ふくおか経済EX2020年）