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（株）ＮＴＴデータ九州
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九州・沖縄の発展に貢献できるIT企業を目指す
昨年7月に創立15周年を迎え、新たな経営ビジョン「Trusted Kyushu Innovator」を掲げた情報システム開発の㈱NTTデータ九州。公共、金融、法人の3分野を柱に成長を続ける中、2019年度はデジタルビジネスを加速させるなど、さらに九州・沖縄の発展に貢献できるＩＴ企業を目指す。
公共、金融、法人分野を柱に成長
同社は前身のNTTデータ九州テクシス㈱が2003年7月に親会社㈱NTTデータの九州支社との統合・再編で社名変更し誕生。以来、情報サービス業国内最大手のNTTデータグループにおいて九州・沖縄地区を担当する地域会社として、IT（情報技術）で変革を支えるパートナーを目指し、公共、金融、法人分野を柱に業容を拡大してきた。15年4月には、福岡のグループ会社、㈱NTTデータNCBから法人部門を承継し、全社員400人を超す体制となった。その15年度に売上高が100億円を突破すると、以降3期連続増収を達成している。
その活躍フィールドは、情報システム構築やITサービスにおけるNTTデータグループとの協業をはじめ、独自に開発した図書館・大学関連、民間企業向けERP（基幹系情報システム）、公営企業財務などの業務パッケージソフトの提供を通じて、全国に広がっている。
組織再編で「デジタルビジネス」強化
17年4月に従来の事業別組織から、得意のソリューションを異分野の顧客にも展開できるマトリクス型組織に変更し、大きな飛躍を遂げた同社。今年4月には分野横断的なビジネスに取り組むため、さらに組織を再編した。公共・基盤事業部と法人・ソフトウェア事業部を統合した「社会基盤事業部」を発足し、新ビジョンの実現に向け、地方創生や街づくりを含む新規案件に積極的に取り組む体制に改めた。
その社会基盤事業部内には「デジタルビジネス推進室」を新設。昨年引き合いが急増し、全国屈指の実績を持つ純国産RPAツール「WinActor」に、AIを組み合わせ高精度で文字認識ができるOCR（DX Suite）ソリューションをラインナップに加えた。さらにAWS（クラウドサービス）や、AI、企業のデータ分析や可視化に携わるBI（ビジネス・インテリジェンス）などのデジタルビジネスも加速。昨年好評だったデジタル技術セミナーを引き続き定例開催し、最新技術の情報発信で地元九州の顧客のビジネスの未来や変革のヒントを提供していく方針だ。
異業種やベンチャー等とのコラボ推進
また、17年4月に新設し、SE常駐の都市型データセンターや共同利用型インターネット物理分離サービスなどを生み出してきた新規事業推進室を「クロスイノベーション推進室」に改称し、異業種企業やベンチャー企業、大学などとのコラボレーションを推進する。すでに昨年10月、地場ベンチャー企業の㈱ワーコンなどと在宅医療用対話ロボットの共同開発に着手しており、今後こうした有望な技術を持った企業などとのコラボ推進で、社会問題に貢献できる新しいサービスの創出を目指す。
新卒採用は理文比、男女比ほほ半々に
好調な中小企業向け統合ERPパッケージ「BeAd（ベアド）」などの全国展開では、グループ会社や新たなパートナー企業との連携を進め、サポート体制を強化する同社。九州に拠点を置きながら、そのフィールドが全国へと広がる中、18年度に本格導入したテレワークなど働き方改革にも積極的だ。採用面でも文系卒や女子学生の採用を積極化しており、19年度の新卒入社は理系・文系比、男女比ともにほぼ半々となったという。事業展開と同様に、既存の枠組みに捉われない新たな取り組みで多様な人材を確保し、「Trusted Kyushu Innovator」実現を目指している。
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加藤 浩治 社長
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【ＤＡＴＡ】
所在地／〒812-0011 福岡市博多区博多駅前1-17-21 NTTDATA博多駅前ビル
Ｔ Ｅ Ｌ／092-475-5123
Ｆ Ａ Ｘ／092-475-5185
設 立／1990年3月
資本金／1億円
事業内容／ コンピュータシステムの企画・設計・ 開発･販売･保守
年 商／135億1,990万円（18年3月期）
従業員／416人
関連会社／（親会社）㈱NTTデータ
Ｕ Ｒ Ｌ／https://www.nttdata-kyushu.co.jp
採用情報
募集職種／SE、営業
応募資格／４年制大学卒又は卒業見込みの方、大学院修了又は修了見込みの方
採用実績／2019年度19人 採用予定／25人
問合せ先／TEL.092-475-5157
担当／経営企画部 採用担当 桐原
（ふくおか経済EX2019年）
