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鉄鋼、自動車業界向けとも好調で増収増益  リックス    上期売上高は12%増の153億円


 福岡市博多区山王1丁目の機械商社・リックス株式会社(松浦賢治社長)の9月中間連結決算は、売上高が前期比12・2%増の153億5900万円、経常利益が7・9%増の7億800万円の増収増益となった。
 営業利益は14・0%増の6億2100万円、四半期純利益は7・2%増の3億8400万円だった。鉄鋼業界向けの売上高は、同14・5%増の51億400万円。バルブやベルトクリーナーの販売が伸びたのに加え、製鋼用副資材としての脱リン材、加炭材、耐火物保護材の販売が好調だった。
 一方、自動車業界向けの売上高は同9・9%増の32億8200万円。工作機械で使用される回転継手の販売が伸長したほか、自動車の変速機部品向け洗浄機が売上増に貢献した。
 電子・半導体業界向けの売上高は、同36・4%増の16億900万円で大きく伸びた。スマートフォン向け電子材料製造時に発生する有害物質を除去するスクラバー、自社製品の超音速ジェット湿式微粒化装置の販売が売上増に貢献した。ゴム・タイヤ業界向けの売上高は、同8・1%増の14億1900万円。北米、中国など自動車生産が好調な地域で、タイヤ生産設備向けパネル弁・ピストン弁の販売が伸びた。
 そのほか高機能材業界向けの売上高は、同27・3%増の6億2500万円。環境業界向けは、同8・3%減の6億1100万円。紙パルプ業界向けは、同1・9%増の2億9700万円だった。
 通期では、売上高が前年比3・2%増の302億円、経常利益が7・2%減の13億4000万円を見込んでいる。