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JTBとツーリズム産業向け人材事業で協業 ワールドホールディングス


2025年で売上100億円目標

人材・教育ビジネス等の㈱ワールドホールディングス(以下WHD、伊井田栄吉会長兼社長)と㈱JTB(東京都品川区、髙橋広行社長)がツーリズム産業の人材不足解消を目的に協業開始する。1月28日、東京都内で両社長らが記者会見した。
WHDが持つノウハウ並びに全国各地で人材協力会社と連携するモデルと、JTBの業界ネットワーク、接客人材育成ノウハウを掛け合わせる。ホテルや旅館などの高度な接客人材や清掃、オペレーション人材の派遣、また接客部門や清掃部門といった部門毎の請負から、最終的には施設全体の人材一括請負までを手掛ける考え。
両社はこれに併せ、両社の子会社(㈱ワールドスタッフィングと㈱JTBコミュニケーションデザイン)が昨年4月に共同で設立したツーリズム系人材サービス会社㈱JWソリューション(JWS)にそれぞれ出資。協業事業をJWS社にて進める。JWS社は東京、大阪を皮切りに国内8カ所に拠点を設け、全国で事業展開する計画。2025年で売上高100億円を目指す。
記者会見で髙橋社長は「ツーリズム事業者が抱える最大の課題のひとつが人材難だ」とし、伊井田会長兼社長は「すばらしい人材をツーリズム産業にも供給していきたい」と語った。

2020年2月26日発行