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長崎の7交通事業者でICカードサービス開始 ニモカ


松浦鉄道や長崎電気軌道、長崎県交通局などで

西鉄グループでICカード乗車券発行事業の㈱ニモカ(福岡市博多区博多駅前3丁目、吉田哲治社長)は、長崎県内の7つの交通事業者で交通系ICカード「nimoca(ニモカ)」のサービスを3月から順次開始する。
nimocaは昨年8月に発行枚数が400万枚を突破しており、さらにさまざまなシーンで利用できる利便性の高いICカードを目指す一環。長崎県でのサービス開始で導入エリアは福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎の九州6県と北海道函館地区となった。また、全国の交通事業者と相互利用サービスを行っているため、今回導入事業者の長崎エリア(一部佐賀県西部含む)のバスや鉄道においてJR東日本の「Suica」やJR九州の「SUGOCA」などの交通系ICカードも利用できるようになる。
サービスを開始する事業者とその開始時期は松浦鉄道㈱(長崎県佐世保市)が3月1日、長崎市内で路面電車を運行する長崎電気軌道㈱(長崎市)が同22日に開始。また、福岡―長崎線高速バス「九州号」を運行する九州急行バス㈱(福岡市博多区)が3月、長崎県営バスを運行する長崎県交通局(長崎市)や同局100%出資の長崎県央バス㈱(同)、長崎県北部や佐賀県西部を中心に路線バスや高速バスなどを運行する西肥自動車㈱(佐世保市)や佐世保市が100%出資するさせぼバス㈱(同)が6月から開始予定。長崎県内でのサービス開始にあたり、長崎エリアのオリジナルデザインカード『nagasaki nimoca(ナガサキニモカ)』を発行する。長崎エリアの観光スポットなどを地紋にあしらったカードデザインとなっており、販売金額は2000円(利用可能額1500円、デポジット500円)。今回導入する事業者の窓口などで販売する。

2020年2月18日発行