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投資信託の新サービスを開始 福岡銀行


本店内に専用フロア開設

㈱福岡銀行(福岡市中央区大手門1丁目、柴戸隆成会長兼頭取)は2月17日、全店で投資信託の新サービスを開始する。本店(同区天神1丁目)4階に専用店舗を設ける。
同行を含むFFGでは昨年からスタートした中期経営計画内で投資信託の取扱高を現状の6000億円から1兆円に引き上げる目標を設定。新サービス開始と専用窓口の開設で、展開を加速させる。また、2021年度を目標に、熊本銀行と十八親和銀行(20年10月統合予定)でも同サービスを展開していく計画。
本店内の店舗「投資のパレット コンサルティングフロア」は、会議室として使用していたフロア(300㎡)を改装し応接室6部屋を設置。同行初となる投資信託の専用コンサルタントが応対し、大橋支店、千早支店では出張相談、各支店では応接室と本店を結び、TVモニターでつないだオンライン相談を受け付ける。従来の金融機関による投資信託の窓口販売は、よく売れる商品などを積極的に提案しがちで、システム上で定量評価して商品を提案することは少なかった。しかし、新サービス「投信のパレット」はFFGが独自開発した「投資信託の分析・提案システム」を使って、国内ほぼすべての投資信託(約4800本)を公平中立に分析した上で複数の商品を組み合わせて顧客に提案するのが特徴だという。同行では「当行は地銀の中でNISAの販売額が一番高い。そういった土壌を生かして、新サービスをつくった。専門コンサルタントも現状39人から、次年度は20人増やし、各支店でも本店と同レベルの提案ができるようスキルの底上げを図っていきたい」と話している。

2020年2月11日発行