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「令和の里」 効果で太宰府エリアの電車利用者が大幅増 西日本鉄道


正月三が日は1日あたり約8100人増

西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、倉富純男社長)は1月23日、正月三が日における天神大牟田線太宰府駅と都府楼前駅の1日あたりの定期外利用者数が前年比約8100人増(約13%増)となったと発表した。
太宰府は日本有数の観光地であることに加え、新元号「令和」発表以降、令和ゆかりの地として、さらに注目を集めているのが主因。新元号「令和」が発表されて以降(昨年4月から12月)の一日平均利用者数も前年比約1千人増(12%増)で推移した。今後も、都府楼前駅での坂本八幡宮に奉納された令和石碑のレプリカ設置や、太宰府の梅の見頃に合わせた観梅列車運行などの企画に取り組み、地域と連携して太宰府の魅力発信や活性化に努める方針。
同社では太宰府を沿線の重要な観光拠点と位置付け、太宰府観光列車「旅人」や太宰府ライナーバス「旅人」の運行や駅のリニューアルなど、交通サービスの利便性向上を図るとともに、観光資源のさらなる充実を図るため、昨年古民家宿泊施設「ホテル カルティア 太宰府」を開業するなど、地域・行政と連携して太宰府地区の魅力向上に取り組んできた。また改元をきっかけに、さらに太宰府を盛り上げる企画を実施しており、都府楼前駅の副駅名を「令和の里」としたほか、同駅までの片道無料乗車券の配布などを行っている。

2020年2月4日発行