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熊本県益城町の子会社・中九食品を吸収合併 ヤマエ久野


熊本・佐賀地区の営業窓口を一本化

食品卸を主力とする九州最大手の独立系総合問屋、ヤマエ久野㈱(福岡市博多区博多駅東2丁目、大森礼仁社長COO)は、連結子会社で食料品・酒類総合卸売の㈱中九食品(熊本県上益城郡益城町大字古閑、梅原宏美社長)を4月1日付で吸収合併する。
これはグループの組織再編の一環で、1月24日開催の取締役会で決議したもの。吸収合併により熊本・佐賀地区の営業窓口をヤマエ久野に一本化することで、商流と物流のトータル営業の強化、決算業務などの管理業務の効率化や人材・経営資源の集約化を図る。
中九食品は1822(文政5)年屋号「松屋」と称し八百屋として創業し、58(安政5)年食料品卸売業を開始。1985(昭和60)年4月伊藤忠商事㈱と業務提携し、新・松本産業㈱を設立し再スタート。96年3月伊藤忠商事が松下鈴木㈱(現伊藤忠食品㈱)に全株譲渡。99年10月合併により九州伊藤忠食品㈱に社名変更。2009年9月伊藤忠食品がヤマエ久野に全株譲渡し、同10月現社名に変更。資本金は1億円でヤマエ久野の100%出資。19年3月期は売上高が74億9300万円、経常利益が2300万円。
なお、ヤマエ久野では熊本市東区に建設中の大型物流センターが今年8月に完成し、10月から操業予定で、グループの熊本県内5カ所のセンター集約による効率化と機能強化を図っていく計画。

2020年2月4日発行