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SDGs達成に向けた連携協定  NTTドコモと北九州市


全国初のEBPMに関する実証実験

㈱NTTドコモと北九州市は1月24日、「5G、ビッグデータの活用によるSDGs達成に向けた連携協定」を結び、全国で初めて官民データ連携を見据えたビッグデータ利用によるEBPM(証拠データに基づく政策立案)に関する実証実験を開始する。
EBPMに関する実証実験では、ドコモの携帯電話ネットワークを利用した位置情報や顧客属性などのビッグデータと、北九州市の施設の利用情報等の官民データを連携させた解析をすることで、同市の観光振興などに活用する。
ほかの取り組みとして、同市の交通結節拠点・小倉駅に「5G」や「XR(※1)」を活用した遠隔ミーティングが可能な環境を整備し、仕事とリフレッシュ休暇が体験できるワーケーション(※2)来訪者を増やしていくことで関係人口の拡大を促進するとともに将来的な移住・定住者の増加を目指す。また小倉城では「XR」を活用した集客につなげる実証イベントを開催し、来訪者の新たな体験創出と観光名所への来場喚起を促す。このほかIoTやAI技術、5Gなどの最先端技術に関する勉強会やセミナー、アイデアソン(※3)などを通じて市民や企業の情報リテラシー向上に取り組む。
1月24日には北九州市役所で北橋健治北九州市長と山﨑拓NTTドコモ執行役員九州支社長による協定書署名、記念撮影などを実施した。
※1 VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)などの総称
※2 「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語。リゾートなどの環境の良い場所で、休暇を兼ねてリモートワークをする働き方
※3 「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語。新しいアイデアを生み出すためのイベントなど

2020年1月28日発行