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不動産テック事業を本格スタート シノケングループ


REaaS第1弾でアプリ開発

投資用アパートメント・マンション販売、介護関連事業などの子会社を傘下に持つ㈱シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長、以下シノケン)は1月から、不動産分野でテクノロジーを活用する不動産テック関連事業を本格的にスタートした。
これまでシノケンと各事業会社で進めてきた不動産テックに関わる新商品・サービスの企画・開発は子会社の㈱シノケンインテリジェントテクノロジー(東京都港区浜松町2丁目、青柳和弘社長)に集約して、先進テクノロジーの活用によるシナジー効果創出とシノケンの企業価値向上を目指す考え。
同社では「REaaS(リアーズ)=Real Estate as a Service(不動産のサービス化)」を掲げており、その第1弾として、賃貸経営をサポートするオーナー向けスマートフォンアプリ「Shinokenコンシェルジュ」を開発した。今後も各種アプリ開発のほか、IoT仕様のインテリジェントアパート・マンションの企画・サービス開発や、シノケンが提供する不動産ファンドへの投資チャネルの多角化、またAIやブロックチェーンを始めとするITプラットフォームを積極的に活用して、各種契約プロセスの自動化や一元化、契約関連書類のペーパーレス化など、業務のデジタル化も併せて推進していくという。同社では「シノケンが創業以来約30年にわたり蓄積・構築してきた不動産関連ビジネスに、テクノロジーの要素を付加することで、より多くの方々が、安全・便利に不動産を身近なサービスとして利用できるようにすることを目指す」としている。

2020年1月28日発行