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KKR東京で企業立地セミナー 福岡県


2月3日

福岡県は2月3日、東京・大手町のKKR東京で「福岡県企業立地セミナーin東京」を実施する。
首都圏に本社を置く企業向けに県内への企業進出を検討してもらおうと毎年実施しているもの。時間は午後3時〜同4時50分までの講演、午後5時〜同6時30分までの交流会の2部構成。講演では小川洋知事が県の立地環境や進出企業に対する優遇制度などを説明するほか、昨年2月に久留米市に新工場建設を発表した資生堂の三浦昭宏執行役員、昨年12月に福岡市博多区にAI(人工知能)の開発拠点の開設を発表したアイシン精機の小澤保夫理事が県内での事業戦略などをプレゼンテーションする。参加費は無料で、定員は150人。
県内への企業立地は、経済産業省の工場立地動向調査の開始以来、52年連続ナンバー1の実績で推移しており、昨年2月には資生堂が九州で初めての新工場を県が造成した久留米・うきは工業団地に建設し、22年上期の操業を目指しているほか、昨年3月には苅田町の臨海工業団地にユニ・チャームプロダクツが同社最大級の新工場を完成させるなど、自動車産業以外の企業の工場進出が相次いだ。また、12月には福岡市博多区にトヨタ自動車系の大手自動車部品メーカー・アイシン精機がAIに特化した開発拠点を開設し、5月に操業を予定しているなど、最先端分野の開発拠点の開設も見られている。

2020年1月21日発行