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支店建て替え工事のI期棟が完成 日本銀行福岡支店


21年度末までに完了

日本銀行福岡支店(福岡市中央区天神4丁目、宮下俊郎支店長)が進めている支店の建て替え工事はⅠ期棟が完成し、1月14日から同棟で業務を始めた。
日銀福岡支店は完成から70年以上が経過し、老朽化などから現地で2017年10月から建て替え工事に着手していた。今回、新たに建て替えたⅠ期棟の工事に着手し、機能を移し変えたあと、現支店を取り壊して跡地にⅡ期棟を建設するなど、段階的に建設している。当初の計画通り2021年には建て替えが全て完了する予定。21年に完成する新支店は、地下1階、地上5階建てで、延べ床面積約9200㎡とこれまでの約1・3倍となる計画。Ⅰ期棟の延床面積は全体の7割程度。九州地区の中核店としての業務スペース確保や、来客動線を意識したレイアウトとし、広報エリアを拡充するという。また、免震構造で耐震性を確保するほか、自家発電設備を配備し、有事の際の電力を確保。外観デザインは、現支店の一部を踏襲する。
日本銀行福岡支店は「Ⅱ期棟を含めた新営業所全体が完成するまでの間、工事は継続することとなる。新営業所が天神の地で以前にも増して親しまれる存在になるようにしたい」と話している。

2020年1月14日発行