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インドネシアの大学と人材育成・確保で提携  シノケングループ


夏ごろ介護施設就労目指す

投資用アパートメント・マンション販売、介護関連事業などの子会社を傘下に持つ㈱シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長)は昨年11月、インドネシアのヌディワルヨ大学(UNW)と、介護人材確保の戦略の一環として、独占的な枠組みを前提とした基本契約を締結した。
同社は2015年からインドネシアで事業展開しており、UNWは学生数3000人で、看護・医学系の学生が多数在籍していることから今回の提携に至ったもの。具体的には、UNW内に日本語研修センターを開設し、看護・医学系の学生を中心に日本語能力を習得させるとともに介護のカリキュラムも加えて人材を養成、新たな在留資格の特定技能1号制度を活用して、今年夏頃を目指し、日本国内でシノケングループが保有する介護施設への就労を予定している。また今後は継続的に介護人材の確保が見込めるため、同社の介護施設だけでなく、他社の介護事業施設への紹介も検討している。
さらに将来的には他の学部からも人材を受入れ、介護の分野以外の様々な業種へ外国人人材を受け入れ、人材ビジネスへの拡大も視野に入れているという。

2020年1月7日発行