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大学の垣根越えて「起業部」発足  久留米の学生10人


今年中にも最初の起業へ

久留米工業大学や久留米大学など大学の垣根を越えて集まった久留米の学生10人が12月3日、「起業部」を立ち上げた。
起業に向けた学びと実践を目的に、学生たちが自ら運営する起業コミュニティ。設立メンバーの10人は久留米工業大学工学部の6人と久留米大学の文学部、法学部、商学部の各1人、久留米出身で現在は久留米に住む長崎県立大学経営学部の1人。久留米市内のコワーキングスペースを拠点にし、起業に向けた研究、交流を進める。
入部条件は久留米市内在住もしくは市内の学校に通う学生で、高校生や高専生も入部可能。活動費はスポンサーや部員の所属する学校からの資金でまかなう計画で、現在、地元企業を中心にスポンサーを募っている。同部には久留米市も支援するほか、経済界からも起業家やベンチャーキャピタル、士業などがメンター(助言者)として参画する。
現在、独立を目指す外部のビジネスマンの共同で起業に向けて具体化している案件もあり、早ければ今年中の起業を目指すという。
久留米市の新産業創出支援課の担当者によると、「学校の垣根を越えた複数校からの学生による起業部設立は全国的にも例がないのでは」という。

2020年1月7日発行