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ヒートショックを防ぐ独自工法モデルハウス 想家工房


県内5カ所目

木造の新築注文住宅の設計や施工、管理を手がける想家工房㈱(筑紫野市針摺東1丁目、上田辰也社長)は11月16日、小郡市津古に自然素材の注文住宅のモデルハウスをオープンした。
名称は「快適ハウス SOZAI」。同社が2010年に開発した「魔法瓶断熱工法」を使用。これは冷蔵庫の断熱材と同様に発砲ウレタンフォームを利用し、壁や天井、屋根、床など建物全体を包み、高気密性の維持、住宅内の温度差を抑え、ヒートショックを防ぐ工法で、開設は県内5カ所目。場所は通称・久留米小郡線沿い、「津古三差路」交差点から700m西側の住宅地内。建物は木造2階建てで、延べ床面積が100㎡。間取りは4LDK。建物の内外ともに動きが鮮やかな白色の漆喰壁をベースに、1階のリビングや、ダイニングキッチンの天然木の壁材と床材に無垢材を使用。またリビングには大川の家具メーカーのセンターテーブルやソファ、ダイニングテーブルも置いている。敷地面積220㎡。軽・普通自動車計4台収容可能。上田社長は「骨組みの段階で住宅の隙間を調査する気密測定を必ず実施。今後も顧客の健康を守る家を建てたい」と話している。
同社は2007年1月創業。12年1月設立。資本金900万円。独自工法開発から、これまで県内で30棟超の施工実績がある。18年12月期の売上高は1億2000万円。
上田社長は大牟田市出身。1966年12月20日生まれの52歳。旧・読売九州理工専門学校建築学科卒。趣味はバイク、温泉、映画鑑賞。

2019年12月10日発行