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FGN内に5G開発拠点を開設 福岡市とNTTドコモ九州支社


天神、WF地区を中心に整備

福岡市(高島宗一郎市長)は12月2日、会見を開き、市の官民協働スタートアップ支援施設「フクオカグロースネクスト」(=FGN、同市中央区大名2丁目)内を、来春から本格商用化が予定される次世代通信規格「5G」を使った新サービス開発拠点「5Gラボ」にすると発表した。NTTドコモ九州支社(同市中央区渡辺通2丁目、山崎拓支社長)が基地局をFGN内に新設しサポートしている。
市は「FUKUOKA 5G Vision2021」をキーワードに、5G環境が早期に構築されることで、スタートアップによる市民生活を豊かにする新サービスの創出や、実装、国内外のエンジニアのさらなる集積を目指す。高島市長は「今後、2021年に福岡市で開かれる『第19回FINA世界水泳選手権』開催まで、天神地区やウォーターフロント地区で重点に5G通信環境を整える」と明らかにした。
山崎拓NTTドコモ九州支社長は、今後5Gを使ったサービスアイデアのピッチコンテストを開く計画を公表。FGNに入居する会員企業は同社によっていち早く5Gを使用した技術検証などができるようになっている。

2019年12月10日発行