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売上高は19・7%増の17億7800万円 ピー・ビーシステムズ
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経常利益ともに過去最高
企業向け基幹システムクラウド化などを展開する㈱ピー・ビーシステムズ(福岡市博多区東比恵3丁目、冨田和久社長)の2019年9月期決算は、売上高が前年同期比19・7%増の17億7800万円、経常利益が同8・8倍の1億2600万円で増収増益だった。ともに過去最高。
企業のIT投資需要の高まりを受け、主力のセキュアクラウドシステム事業が好調に推移したことで2期ぶりの増収。中でもプラットフォーム分野で技術者育成、大口パートナーとの関係強化に努めたことによりソフトウェア製品販売が大幅に増加したほか、クラウド基盤刷新需要で中堅企業の顧客数が拡大した。また、利益面も増収基調に加え、製造販売するVRシアター「4D王」の博物館・科学館向けの営業強化と代理店ネットワークの増強を図って新規販売が好転したことで、前年営業損失を計上していたエモーショナルシステム事業も損失が圧縮された。営業利益は6・3倍の1億5400万円、当期純利益は1億3400万円(前期は8700万円の損失)となり、黒字に転換した。今後も企業のIT投資意欲が引き続き旺盛であるとみられることから、セキュアクラウドシステム事業をさらに強化する方針で、今期は売上高21億5000万円(20・9%増)、経常利益1億7000万円(33・9%増)の増収増益を見込んでいる。
同社は1997年設立。資本金2億1326万円。従業員数48人。
2019年11月25日発行