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人件費の効率化などで経常利益が22・1%増  総合メディカルHD中間決算


薬局は18店増の714店

医業支援や調剤薬局展開のグループ経営管理などの総合メディカルホールディングス㈱(福岡市中央区天神2丁目、坂本賢治社長)の20年3月期中間期連結決算は、売上高が前年同期比16%増の813億3500万円、経常利益が同22・1%増の25億6500万円の増収増益となった。(18年10月に単独株式移転しており、数値は総合メディカル㈱19年3月期中間期連結との比較)。
医業支援部門では中期経営計画に掲げる医療モール200件に向けて前期比8件増の医療モールを開発し、117件となった。DtoD(医業継承・医療連携・医師転職支援システム)においては、登録医師会員数が前期比3369人増の8万3156人に拡大した。医業支援部門の売上高はM&Aした㈱ルフト・メディカルケアの売り上げ寄与や、リース・割賦事業の売り上げ増で前期比38・6%増の253億9500万円、営業利益は院内売店事業の出店コストの影響により同29・8%減の5億2200万円となった。
薬局部門では株式譲受や事業譲受による10店も含めて18店舗を出店し、店舗数は714店に増加。また、健康相談会での実施や健康応援リーフレットを配布する健康サポート薬局の認定数は前期比17店増の145店舗になった。医療モール内調剤薬局の売り上げ増やM&Aを含む新規出店効果により、薬局部門の売上高は同8・1%増の554億5100万円、営業利益は人件費の効率化で同64・7%増の26億5100万円となっている。その他の部門では売上高が同1・0%増の4億8900万円、営業利益は1500万円(前期は営業損失500万円)に回復した。
通期は売上高が同14・3%増の1653億1300万円、経常利益は同16・1%増の65億1000万円の増収増益を見込んでいる。

20191119日発行