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0・6%で依然として低水準に 東京都のCBRE調べ


福岡市のオフィス平均空室率

2019年第3四半期(7~9月)の福岡市のビル(延べ床面積が3300㎡以上で新耐震基準に準拠したビル)のオフィス平均空室率は、前期(2019年第2四半期)比0・2ポイント増の0・6%と若干改善したものの、依然として低水準で10期連続して1%割れが続いている。
事業用総合不動産サービス・CBRE㈱(東京都港区)の調べによるもの。当期は新規開設や拡張ニーズなど引き続き旺盛な状況が続いている。ただ、相場から大きく乖離する高額な募集賃料を設定したビルの中にはテナントに敬遠され、空室が長引くものも見受けられるようになってきているという。同社では「需給タイトな状況は続くため、賃料の上昇トレンドは変わらないとみられるが、今後の上昇ペースはやや緩やかとなる可能性がある」と分析している。また、想定成約賃料(円/坪)も、1年前に過去最高を更新してから上昇ペースは続いており、当期も1・4%増の15850円となった。

2019年11月12日発行