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日商保険コンサルティング
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橋本 安太郎
日商保険コンサルティング㈱ 社長
はしもと・やすたろう／久留米市出身。1981年9月9日生まれの38歳。橋本安彦相談役の長男。関西大学商学部を卒業後、㈱損害保険ジャパンに入社。2009年、日商保険コンサルティング㈱に入社し、営業部長、社長室長、常務を経て、17年6月から社長
新分野の情報提供で保険の本質的役割を果たす
大正９年、九州初の保険専業代理店を創業して以来、徹底した信用力と豊富な人脈、独特なリスク管理手法を推進してきた日商保険コンサルティング㈱。久留米・福岡市を中心に東京や大阪にも拠点を展開し、今や中堅・中小企業約１５００社の法人顧客を有する九州トップクラスの代理店に成長した。
今年で創業９９年、設立６９年を迎えたが、保険業界はすでに成熟し、国内の保険代理店は飽和状態にあるなど、変革の時期に対応した経営基盤の見直しと新たなニーズの掘り起こしが重要となっている。「顧客から求められる本質的なサービスをどれだけ提供できるか。人と企業の発展を全力で応援することを経営理念に掲げ、その実現に向けて社員一丸となって取り組んでいく」と橋本社長は意欲を見せる。
特に同社が注力するのは、社員の業務災害や労務問題が発生した際のリスクや会社法に伴う役員賠償リスク（Ｄ＆Ｏ）や企業過失による経済的損失を賠償する保険（Ｅ＆Ｏ）、サイバーリスクによる賠償責任保険といった新分野の情報提供。さらに「人財不足」を背景とした従業員重視の「戦略的福利厚生制度」の周知・推進だ。「ＣＳは当然ながら、ＥＳ（従業員満足）を追求し、保険の本質的役割を果たしていく」。橋本社長の今後に注目が集まる。
DATA
所在地／〒830-0018 久留米市通町6-17
TEL／0942-34-3311
創業／1920（大正9）年
設立／1950年2月
資本金／3,000万円
事業内容／損害保険および生命保険代理業務、各種保険コンサルティング
従業員／50人（グループ）
拠点／福岡（福岡市中央区天神4-1-17）、東京（渋谷区）、大阪（茨木市）
（ふくおか経済2019年11月号FACE）