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南陽
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武内 英一郎
㈱南陽 社長
たけうち・えいいちろう／福岡市中央区出身。1958年12月28日生まれの60歳。米国ベルモント大学経営学部卒。86年㈱南陽入社、90年取締役社長室長、同総務部長、同経理部長などを経て、97年に専務取締役経理部長。同業務部管掌兼総合経営企画室長兼内部監査室長、同産機営業本部長を務め、2001年専務取締役管理本部長。08年社長就任。趣味は落語、ジョギング、水泳、筋トレ
東証1部上場果たし、足元を見つめ直しリスタート
昨年12月に東証２部から１部に昇格を果たした㈱南陽。２部上場時にはすでに１部の基準をクリアしており、わずか１年での指定替えに「１部に向けて特に大きく変える必要はなく、正直に言えば２部上場の喜びの方が大きかった。ただ、社長就任から１１年で厳しい時期にも内部統制の充実を図ってきたが、２度の東証審査で第三者から確認してもらったことは大きい」と武内社長。６年ぶりとなった国税庁の査察も難なくクリアしている。
指定替え後の前期決算は３期連続の増収増益で、２期連続で過去最高益を更新した。今期は特に産業機器事業でスマートフォンの需要の落ち込みを背景に局面が変わり、減収減益の見込みだが「環境悪化は想定内で、ほぼ計画通り。むしろこうした環境下でどこまで安定した業績を積み上げられるかが試金石になる」と動じることはない。
１部上場後の次の目標には信用格付けＡ（シングルエー）を定め、個人目標に国内外52か所の全拠点の視察を課す。今年中には回り終える見込みで「その後に何をするのかは決めていない。回った上で考えるが、もう一度足元を見つめ直し、見落としがないかを確かめ、新たな方向性を探りたい」とさらに上を見据えリスタートを誓う。
DATA
所在地／〒812-8556 福岡市博多区博多駅前3-19-8
TEL／092-472-7331㈹
創業／1950（昭和25）年5月
設立／1953年8月
資本金／11億8,187万円
事業内容／産業機器の販売、建設機械の販売及びレンタル
従業員／435人（連結）（2019年９月末時点）
売上高／385億5,400万円（2019年3月期連結）
関連会社／㈱南陽レンテック、㈱南陽重車輌、共栄通信工業㈱、㈱戸髙製作所、浜村ユアツ㈲、南央国際貿易（上海）有限公司、㈱共立砕石所、建南和股份有限公司、NANYO ENGINEERING （MALAYSIA） SDN.BHD.
（ふくおか経済2019年11月号FACE）