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超音波検査にAI活用で異常判定 スカイディスク


検査工数削減へ

AIやIoTサービスを展開する㈱スカイディスク(福岡市中央区舞鶴2丁目、橋本司社長)は10月4日、化学プラントやインフラ設備の超音波検査にAIを活用して傷の有無や異常を判定するシステムを開発したと発表した。
プラントやタンク、配管の傷を検知する手段の一つとして超音波を当てて跳ね返りを波形データとしてチェックする超音波探傷検査がある。開発したシステムでは超音波測定で得た波形データからAIが自動で異常を判定することで、目視による見落とし防止や検査技術者の技量による差異の解消、検査の工数を低減。国内のインフラ関連企業との実証実験では95%の精度だったという。価格は数百万円で、電力やガスなど社会インフラ関連企業を中心に展開していく。同社は「点検・検査の確実性を向上させながら傷検査の工数を削減できる」と話している。
同社は2013年10月設立。資本金8億6700万円。従業員数50人。

2019年10月23日発行