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アペックスコーポレーション
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梶原 龍太
㈱アペックスコーポレーション 社長
かじわら・りゅうた／久留米市出身。1972年2月6日生まれの47歳。九州産業大学商学部商学科卒。大手ディスカウントストアに勤務後、98年にラーメン事業のアペックスフーズを立ち上げ、99年5月に創業店の「龍の家上津店」を開業。2006年4月から社長を務め、13年9月にアペックスグループの代表に就く
龍の家２０周年、経営環境の変化にも即応
ラーメン事業の主力ブランドである「龍の家」。３月にはロサンゼルス郊外のシルバーレイクに海外２号店を出店したのに続き、５月には創業店である上津店が２０周年。またカラオケ事業も「カラオケアメリカ大川店」が１１月に創業３０周年という大きな節目を迎えた。ともにサービス業として時代の変遷とともに様々な紆余曲折を経ながらも、知恵と工夫、そして地域に根差した展開で着実に支持を集め、その運営ノウハウはコメダ珈琲のＦＣ事業や美容事業にも受け継がれている。
「これまではお客様第一主義こそ経営ポリシーだったが、これからは従業員満足度も追求し、サービスの質につなげたい」と語る梶原社長。人手不足が深刻なサービス業界だが、龍の家ではすでに営業時間の短縮や定休日を制定しているほか、美容室も１１月から月２回の定休日を設けた。さらに一部事業ではベアも行うなど、経営環境が厳しさを増す中、労働条件の改善にいち早く取り組み、生産性と従業員のモチベーションの向上を図っている。近年は不動産や航空機リースを活用した投資事業も好調だ。経営戦略としての働き方改革を推進する中、新事業開発への動きも進めながら、永続企業への足掛かりを着々と築いていく。
DATA
所在地／〒830-0045 久留米市小頭町136-1
TEL／0942-38-5800
創業／1984年10月
資本金／9,500万円
事業内容／ラーメン店「龍の家（たつのや）」（10店舗）「息吹」（4店舗）の展開、コメダ珈琲店のFC、不動産、美容室「Hair Make アンソメット」、カラオケ「カラオケアメリカ」の運営など
従業員／500人（正社員60人）
売上高／23億円（2019年10月期見込み）
関連会社／TATSUNOYA USA CORPORATION（龍の家 パサデナ店、シルバーレイク店運営）
（ふくおか経済2019年11月号FACE）