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月会費半額以下の「ローコスト店」主体の展開へ ヤマウチ


福岡では筑紫野、新宮、宗像に

フィットネス施設やガソリンスタンドを展開する香川県の㈱ヤマウチ(高松市、岡本将社長)は、現在全国に300店舗展開している24時間営業のフィットネスクラブ「JOY FIT24」の出店を控え、ローコストを追求した新業態店「FIT365」のFC展開を本格化する方針を明らかにした。
同社は近年、フィットネスクラブの主流となっていた24時間営業店の展開で急速に店舗網を拡大。直営店を中心に全国300店、福岡県内でも25店を運営してきた。だが、最近は同業者の参入増加などで競争が激化しており、より価格競争力を高めた業態を展開の早いFCで浸透させていく方針に切り替えた。新業態店のFIT365は、マシントレーニングに特化したつくりは従来と同様ながら、シャワーやトイレなどの施設に必須とされてきた「水回り」を廃すことで、よりローコストな運営効率を実現。月会費は従来では7000円程度だったところ、一律2980円に引き下げた。福岡では、筑紫野に1号店をオープン。今後、新宮、宗像に出店を予定しているという。
九州・沖縄ブロック担当者の吉原盛央シニアマネージャーは「水回りにこだわらなくなったことで、出店条件も大幅に緩和された。今後、商業施設の中などへの出店も目指していきたい」と話している。

2019年10月8日発行