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大濠公園飲食店等整備事業に選定 クレアプランニングなど5社


八女茶をテーマにした飲食店

空間プロデュース業などのクレアプランニング㈱(福岡市中央区天神4丁目、中田泰平社長)は8月22日、福岡県の「大濠公園飲食店等整備事業」公募で、同社を代表としたグループの店舗案が採用された。
県は大濠公園の南側に位置する日本庭園を観光資源としてよりポテンシャルを高めるべく、隣接の西門付近に八女茶をテーマとした飲食店の誘致と、来園者や飲食店来店客を日本庭園へ誘導することを目的に公募設置管理制度(Park‐PFI)を活用し公募していた。結果4者からの応募があり、選考の結果、クレアプランニングを代表とした「大濠公園『つなぐ』プロジェクト」が選ばれた。同社以外には代表構成団体としてブルーバースデザイン㈱(同市東区千早4丁目、高倉朋子社長)、㈱はねや(同市博多区月隈6丁目、平田充社長)、㈱リズムデザイン(同市中央区赤坂2丁目、井手健一郎社長)、㈱百田公務店(同市東区多の津1丁目、百田善太郎社長)が入っている。
この5社による提案は、敷地面積約195㎡の木造一部2階建ての建物に和風カフェや着物のレンタル店などを設ける予定だという。今後は来年7月の供用開始を目指し工事を進めていくという。
県は「八女伝統本玉路のしずく茶体験や常設販売など八女茶の振興に寄与した提案や、着物レンタル店をテナントに起用するなど日本庭園との連携で来園促進を目指す独自性の高い提案だったことが評価された」と話している。

2019年9月3日発行