NEWS

ロボットハンドの規格品を構想 FAサポート


自動包装ロボなどを検討

制御盤や動力盤の製作、ロボットSI事業の㈱FAサポート(北九州市小倉北区下富野5丁目、藤本昭仁社長)は来年3月をめどに食品などの包装ラインを自動化・省力化するロボットハンドの規格品を構想している。
これまでロボットの販売は顧客に合わせた完全オーダーメイド方式だったため、秘密保持契約の関係などによって既製品や実績を提示することが難しかった。ユーザーのニーズを先取りした規格化ロボットを打ち出すことによって顧客により分かりやすい提案を進めていく。具体的には食品を袋詰めする自動包装ロボットハンドなどを考えており、ベースとなるロボットハンドの部分はそのままに、細かな部分は企業に合わせプログラムの変更によるカスタマイズをできるようにする。
藤本社長は「最近は食品の袋詰めをする自動包装機や医療関係の検体を手掛けることも増えたため、規格化を構想する運びとなった」と話している。
同社は2006年12月設立、資本金は600万円。従業員14人。産業用ロボットを使った工場内の自動化を提案している。2019年11月期の売上高は前期比約33%増の4億円を見込む。

2019年8月20日発行