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金融サービス子会社を肥後銀行に譲渡 JR九州


10月2日での株式の90%を

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、青柳俊彦社長)は8月5日、金融財務サービス子会社、JR九州フィナンシャルマネジメント㈱(以下JFM、同区博多駅前1丁目、中野量太社長)の株式90%を㈱九州フィナンシャルグループ傘下の㈱肥後銀行(熊本市、笠原慶久頭取)に10月2日付で譲渡すると発表した。
JFMはグループ内外へのリース・割賦事業とグループ内への財務サービス事業を展開してきたが、主力のリース・割賦事業は市場金利の低下を背景とした調達手段の多様化やリース会計基準の変更の影響などで大きな伸びが期待できなくなったことから売却を判断したもの。JFMのリース・割賦事業以外の全ての事業(キャッシュマネジメントサービス事業、財務シェアードサービス事業など)を10月1日付で吸収分割し、7月18日に新設した新子会社のJR九州ビジネスパートナーズ㈱に承継させた上で、JFMの株式を肥後銀行に譲渡する。譲渡価額は非開示。株式譲渡後にJFMの社名を「JR九州FGリース㈱」に変更する予定。
JFMは1988年7月設立。資本金4億円でJR九州の100%出資。2019年3月期は売上高が53億2100万円、経常利益が1億8900万円だった。

2019年8月20日発行