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分析可能なSNS一元管理システムを販売 Qurateと東京の凸版印刷


売上高10億円目指す

システム・ソフトウェア開発業の㈱Qurate(=キュレート、福岡市中央区大名1丁目、トム・ブルック社長)と凸版印刷㈱(東京都千代田区、金子眞吾社長)は7月9日、共同開発したSNSマーケティングの一元管理システム「Social Focus」の提供を開始した。
IT市場への本格参入を発表した凸版印刷のオープンイノベーションプログラムとして取り組んだもので、今年1月に一部企業に提供したテスト版の改良を経て販売に至った。同システムは企業が運用する各種SNSの情報発信や投稿内容を一元管理化するとともに、投稿に対するリーチ数などの分析も可能。これにより煩雑だった管理・分析業務の効率化や、複合的なデータを使用したマーケティングツールとしての活用が期待されている。初期費用は10万円(税抜)、年間利用料が96万円(同)。両社はメーカーや流通関連企業向けに拡販し、2020年度に約10億円の売上を目指している。
トム・ブルック社長は「まずは日本全国での販路開拓を進め、将来的にはグローバル展開していきたい」と話している。

2019年7月23日発行