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4月1日付で子会社2社を合併、新会社に  西部ガス    総合エネルギーサービス機能を強化


 西部ガス株式会社(福岡市博多区千代1丁目、酒見俊夫社長)は、百%子会社で熱供給事業の西部ガス冷温熱株式会社(同町、田和政行社長)とガス設備設計、施工業の株式会社西部ガスエンジニアリング(同町、井手修社長)を4月1日付で合併し、社名も西部ガステクノソリューション株式会社に変更する。
 両社の持つエネルギーサービス機能とエンジニアリング機能を一元化し、人材とノウハウを集約することで総合エネルギーサービス機能を強化するとともにグループ事業の効率化・最適化を進める。新会社の資本金は4億5000万円。本社は西部ガス冷温熱が入居している同区千代1丁目のニシコービル千代内に置く。西部ガスは「グループの強みと経営資源を生かした事業を展開していくとともに、コア事業であるガス事業を中心とした総合エネルギー企業グループを目指す」と話している。
 新会社では産業用需要を中心とした天然ガスの普及拡大を図るため、エネルギーに関するニーズ・課題にワンストップで対応できるよう受注から設計・施工・維持管理までの柔軟な組織体制を構築するとともに業務プロセスの確立を図る。また、合併により安定した経営基盤を確立し、要員の有効活用とともに既存業務の見直しによる経営効率を高めコスト低減と業務品質の向上を目指す。
 西部ガス冷温熱は1979年8月設立、資本金は4億5000万円。業務内容は熱供給事業、エネルギーサービス業など。売上高は27億700万円(2014年3月期)。従業員数は58人(2014年12月)。
 西部ガスエンジニアリングは1980年1月設立、資本金は4億円。業務内容はガス設備に関する調査設計・施工及び保全など。売上高は35億5700万円(2014年3月期)。従業員数は117人(2014年12月)。