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中央区高砂1丁目にIT技術活用の宿泊施設 リクリエ


西日本で2020年までに50棟目指す

ホテルの企画や民泊運営・管理代行業の㈱リクリエ(福岡市博多区博多駅前4丁目、中西孝行社長)は5月1日、同市中央区高砂1丁目にITを活用した宿泊施設の第10弾として「HOTEL COCON(ホテル古今)」をオープンした。
場所はちくぎん福岡ビルの南東側。建物は重量鉄骨造り4階建てのアパートタイプ。延床面積は約300㎡。部屋数は3部屋で、最大21人収容可能。宿泊客はフロントに設置したタブレットで自動チェックインし、入室時はスマートロックに暗証番号の入力で開錠できるほか、客室には高速無線Wi‐Fiや4カ国語対応のタブレット端末を完備。同社では「福岡市内や西日本エリアの観光地を中心に宿泊施設をオープンすることで、深刻化する宿泊施設不足の解消に努めていきたい」と話している。
同社は2016年2月設立。資本金2000万円、従業員18人。宿泊施設・民泊物件のサイト「Airbnb」の運用代行をはじめ、ホテルの企画やIT技術を駆使した無人宿泊施設の全国展開を目指している。昨年7月には積水ハウスと「最先端のIT技術を駆使した宿泊施設」に関する包括業務提携を締結し、これまで博多区に4棟、中央区に3棟、唐津市に1棟、大分県に1棟オープン。2020年内に西日本エリアでIT活用の宿泊施設・スマートホテルを全国50棟展開する計画を立てている。

2019年7月2日発行