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75億円かけ南京市に浴槽生産の基幹工場 TOTO


2021年度稼働予定

衛生陶器製造のTOTO(北九州市小倉北区中島2丁目、喜多村円社長)は、中国・南京市に浴槽生産の基幹工場を建設する。今年7月から着工し、2021年6月の稼働を目指す。投資額は約75億円。
グループ会社の南京東陶有限公司が同市内に取得した敷地に移転・建設するもの。中国を含むアジア、アメリカをはじめ世界中で樹脂浴槽の需要が伸長する見込みから、海外市場向けの基幹工場として位置付ける。工場は敷地面積約5万2000㎡、建物の延べ床面積は約5万1000㎡。生産能力は年間約11万台。建設にあたり、自動機械加工設備や搬送ラインで最新設備を導入し生産性向上を図るほか、大気汚染を防止するためVOC(有機溶剤)処理装置を導入するなどして環境にも配慮する。

2019年7月2日発行