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福岡市と災害時協定締結 東京のアスクル


物流センター在庫から物資支援

事務用品通販などのアスクル㈱(東京都江東区、岩田彰一郎社長)は5月30日、福岡市と「災害時における物資供給に関する協定」を締結した。
福岡市で災害が発生した際に同社の物流センター「アスクルロジパーク福岡」(福岡市東区みなと香椎2丁目)の在庫品から福岡市の要請に応じて生活必需品などの物資を供給するもの。同社では2017年に埼玉県の物流センターで火災が発生し、その後新設した埼玉県日高市の物流施設では防災体制整備に加えて地域における物流施設のあり方を再検討し、地域貢献のための災害時協定を日高市と締結。その後、大阪府吹田市でも協定を結び、今回は3例目。災害発生時には日用品や食糧など生活必需品の在庫と物流機能を生かし、行政の要請で飲料水やトイレットペーパーなどの日用品、避難所向け事務用品といった支援物資を提供する。
同社は「物流センターの地域貢献に務め、地域との共生を図っていく」と話している。
同社は1963年11月設立。資本金211億8900万円。従業員数3235人。アスクルロジパーク福岡は2015年12月より稼働。3万2000種類の在庫商品を有する。

2019年6月25日発行