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アビスパ福岡とスポーツ科学共同研究契約を締結 九州産業大学


生・心理学的視点からアドバイス

九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、榊泰輔学長)は、6月16日付でアビスパ福岡㈱(同市東区香椎浜ふ頭1丁目、川森敬史社長)とプロサッカーチーム強化のためのスポーツ科学共同研究契約(アドバイザリー契約)を締結した。
アビスパ若手育成年代の「アカデミー」からトップチームに至るまでのチーム強化と選手のレベルアップを目指すアビスパ福岡と、スポーツ科学の視点から測定データやサポート成果など得られたデータを研究に活用できる同大学との狙いが合致したもの。同大学では学内に「トップアスリートスポーツ科学支援チーム」を設置し、アビスパ選手を対象に有酸素能力などの生理学的測定や筋力などのバイオメカニクス測定、動体視力や状況判断などの心理学的測定などを実施。また、選手および関係者を対象したセミナー開催や合宿・練習などへの帯同、スポーツ科学情報の提供などスポーツ科学的視点でアドバイスを行う。
同大学とアビスパ福岡は2013年から芸術学部学生によるアビスパ選手のポスター撮影や人間科学部スポーツ健康科学科教員によるメンタルトレーニングセミナーへの講師派遣、アビスパが実施した運動部活改革プランへの心理学的視点からの助言など、毎年さまざまな連携を図っており、今回の共同研究契約でさらに連携関係を強化する方針。
同大学では「今後、他の競技のスポーツ団体とも同様の連携を推進し、九州のアスリートを支援するスポーツ科学の拠点となるべく研究を充実させていきたい」と話している。

2019年6月25日発行